“マスターワークス カーワックス”で80年前のクルマを美しくディスプレイ。
- ジェイ奥村
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自動車ギャラリー“アウト ガレリア ルーチェ”
名古屋市名東区にある自動車ギャラリー“アウト ガレリア ルーチェ”。
2004年のオープン以来、年に3回、クルマにまつわる事をテーマにした企画展を開催しているミュージアムとして、我々クルマ好きにはよく知られており、実際に足を運ばれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自動車文化の発信と浸透を目的としているだけあり、展示内容は1999年のF1フェラーリチームの鈴鹿グランプリでのピットの再現というものから、白洲次郎のクルマたち、カーグラフィック誕生と小林彰太郎展といった人物に寄った内容から、さらにはコミック、ミニチュアカーなどもメインテーマにするなど様々。
その幅広い内容は自分自身の自動車趣味のあり方を見つけるヒントにもなるテーマである。まさに大人の自動車趣味のためにあるギャラリーとも言えるのです。そして、貴重希少な名車やその展示物は撮影も可能となっていて、嬉しい限り。
クルマはもちろん、様々なことに意欲的な館長
アウト ガレリア ルーチェでの企画展を取り仕切るのは、館長である平松正光さん。芸術大学を卒業後、自動車趣味雑誌の編集者として活躍したのちに、設立されたアウト ガレリア ルーチェのディレクターに就任。オリジナリティ溢れる企画を立案。最近では自らドローンを使った撮影から編集までもこなし、多才さを見せる。もちろん人並み以上のクルマ好き、最近はトヨタスポーツ800を手に入れ楽しんでいるそうだ。
今回の企画展のテーマは夜明け前?
会場内には11台の展示車両が並んでいる
芝浦電気、機輪内燃機といった国産ボディが架装されたオースチン7も多数展示
そうした魅力溢れる企画展、今回は“オースチン7と日本のモータリゼーションの夜明け前”
小型大衆車として1922年英国で誕生したオースチン7。
他社の既存小型車よりも耐久性、経済性、安全性、均質性、運動性能など品質の高い自動車だった。
カーグラフィック初代編集長小林彰太郎氏の愛したオースチン7タイプBクーペ
オースチン7のエンジンとミッション。ダットサンなど日本車との違いも確認できる
シングルシーターのレーシング。ロータスやローラ、マクラーレンもオースチン7の改造から始まった。
英国内ではじめて小型大衆車の大量生産を成功させた1922年から1939年までの累計生産台数は29万台というベストセラーとなり、自動車史にも大きな足跡を刻んだ。そのオースチン7を軸とし、同時代に誕生した日本の小型量産車たち、計11台を日本各地の愛好家や博物館の協力により、展示解説や映像の編集などの準備が終わったのは、展示初日のわずか数時間前。開場の時間の迫るなか、平松館長にシュアラスターワックス“マスターワークス”での仕上げを試してもらった。
当時、日本人の手でモデファイされた個体にマスターワークスを試す
以前はシュアラスターワックスを使用していたという平松館長。最近は忙しさもあり液体ワックスで済ますことが多いという。久しぶりの固形ワックス、そして最高峰の“マスターワークス”の使用感はいかがでしょうか。
液体ワックスを使っていると言いながらも、「ずっと使っていましたからね。そりゃ覚えていますよ」と慣れた手つきでスポンジを絞り、ワックスをボンネットにスタンプし、縦横に伸ばします。
シュアラスター マスターワークスシリーズ カーワックス 付属の天然セルロース製スポンジに水を含ませる 非常に伸びの良いワックス。スポンジも秀逸だ
この車両は約80年前のもので、約30年前にリペイントされていると聞いています。そうした塗装面にも、スムースに優しく馴染んでいきますね。
そしてパートごとに拭きあげていく平松館長。
ワックス拭き取りクロス ワックス拭き取りクロスでワックスの余剰成分を拭き取り 鏡面仕上げクロスで仕上げ!輝きが違います
この鏡面仕上げクロスはいつも使ってます。目が細いからでしょうか? 輝きが格段によくなりますね。クロスだけで、ここまでの変化するのが不思議なくらい艶がでますね。
戦前型ダットサンをワックス掛け
1935年製造のダットサン14型セダン。
続いてダットサン14型セダンに“マスターワークス”を掛ける平松館長。そこへやってきたのは、この車両のオーナーである木村さん。これまで何台ものダットサンの再生を行ってきた愛好家として全国に知られた存在だ。
丁寧にワックス掛けをする平松館長
ダットサン愛好家として有名な木村さん
普段から“マンハッタンゴールド”を使っているという木村さん。こうした旧いクルマのボディにも攻撃性もなく、純度の高いカルバナ蝋を使ったシュアラスターワックスの自然な輝きが気に入っているという。
かつての愛車と再会
そして開場となった会場で、先ほどマスターワークス カーワックスで輝かせたオースチン7を愛おしそうに眺める来場者がいた。このオースチンセブンのほか4台を乗り継いだという湘南ヒストリックカークラブ(SHCC)の村山副会長だ。25年前の愛車との再会ということで目を細める。
年内いっぱいの企画展お見逃しなく
オースチン7の誕生から日本に与えた影響、小型車市場のライバルとして登場したダットサン、オオタ号、筑波号などを一堂に会した「オースチン7とモータリゼーションの夜明け前」展。
走行シーンや発掘再生に関わった人たちのインタビューの映像も必見である。また国産ボディのオースチン7も4台が展示されている。
1936年型オオタOC型フェートン
トヨタ博物館収蔵の筑波号。エンジンとミッションはオートバイの目黒製作所ボディは国産オースチン7の架装も行った脇田自動車工業製だ。
オオタ号のエンジン
今年いっぱい12月27日までの開催です。自動車大国となった日本の自動車史、ぜひともご観覧されてはいかがでしょうか。
期間中、会場にてマスターワークス販売中
そして、今回は特別にアウト ガレリア ルーチェ会場売店にて、当記事で登場した商品を販売致します。普段は店頭販売されていない“シュアラスター マスターワークス カーワックス”をはじめ、ぜひ一緒にお使い頂きたい”ワックス拭き取りクロス”、”鏡面仕上げ”クロスを販売。ぜひお試されてみてはいかがでしょうか。
今回使用したアイテム
商品詳細はこちらから
★マスターワークス カーワックス
★ワックス拭き取りクロス
★鏡面仕上げクロス
取材協力:アウト ガレリア ルーチェ
愛知県名古屋市極楽1-5-2F
TEL 052-705-6789
定休日 日曜日・火曜日・祝祭日は営業
営業時間12:00〜18:00(入場無料)
http://www.luce-nagoya.jp
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本業はフリーランスとして活動中のスチールカメラマン。愛車は1931年Austin Sevenから、1964年のFord Angliaなど、旧いクルマばかりを10台あまり所有し、日常生活はもちろんのこと、遠方への仕事にも使用。趣味のヒストリックカーレースでは、戦前車からスポーツカー、ツーリングカー、葉巻型フォーミュラーカーまで乗りこなす。そうした経験から自動車専門誌や、雑誌での特集記事などの執筆も行い、半年に一度、雑誌「The Vintage Wheels」の編集長として、旧い2輪車、4輪車の魅力を発信中である。
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