プロに教わるチェーンメンテナンス【Kawasaki ZX-14R】

ここ最近は特に、愛車にカラーチェーンや、色鮮やかなスプロケットを装着させたバイクが増えてきたように思います。チェーンを綺麗にしておくことは、それら美しくドレスアップした足回りを魅せるため・・・だけではなく、バイク自体の走行性能やチェーンの寿命ほか、燃費などにも大きく関わっています。

自分でも簡単に出来る愛車メンテナンスのひとつ、チェーンケア。その方法を、普段からバイクに携わるプロショップの方に伺い、いつも通りのチェーンケアを見せてもらいました。

普段みなさんが行っているチェーンメンテナンスの、お役に立てれば幸いです!

簡単だけど大事なこと

今回お伺いしたのは、神奈川県横浜市にあるバイクショップ『Lalumiere(ラ・リュミエール)』。車両整備やメンテナンスはもちろんのこと、愛車をもっと自分好みに、更にカッコ良く変身させるお手伝いなども得意とするバイク屋さん。

特に、ラ・リュミエールで施工される電装系のカスタムは、目を見張るほどのクオリティの高さで、その美しさに魅入ってしまうほど。同店SNSなどでご紹介していますので、まだ見たことない皆さま、一見の価値ありです。

さて、これら美しいバイクを一挙に扱っているのは、同店メカニックの市川さん。

今回、市川さんには”いつも通りのチェーンケア”をしていただき、そのこだわりや、作業ポイントなどを伺いたいと思います。

「何よりも最初はまず、チェーンを確認して、洗浄の必要性をみます。チェーンがすでに劣化していたら、そのままチェーン交換しちゃうので、洗う必要はなくなりますよね。チェーン洗浄中に『あれ?これ、ダメチェーンだ!』って気付いたら、それまでの時間も洗浄剤も、何か もったいないですからね。笑」

そう、気さくに話をしてくれる市川さん。今回チェーンメンテナンスをする車両、Kawasaki ZX-14Rのチェーンを確認して、さっそくチェーンケアに必要な道具類を準備してくれました。

シュアラスター チェーンクリーナー&チェーンルブのほか、ウエスとクロスと段ボール。準備するものがこれだけで、チェーンメンテナンスが完了できるのは、初めての方でも手軽で嬉しいですね。

「チェーンクリーナ―に付属しているクリーナーブラシについては、私の場合は普段あまり使っていません。汚れがこびり付いてどうしても取れないとき以外は、スプレーの噴霧力で大抵(汚れは)落ちるので。」

確かに、シュアラスター チェーンクリーナーの力強いジェット噴霧は、汚れをスピーディに、しっかりと除去してくれる特徴があります。

続けて市川さんが語ります。

「作業前には必ず!キーを抜いてください。エンジンがかかった状態、もしくはかかる可能性がある状態での作業はご法度です。作業中に誰がバイクを触るかわからない、もしくは何かの拍子でタイヤが突然回りだしたら大変なことになります。」

スプロケットもチェックして

用意した段ボールは適当な大きさでカットし、チェーンの後ろ側、そしてリアホイールの汚れ防止としてガードします。

チェーンを確認し、繋ぎ目などの目印を探します。チェーンの種類によっては、繋ぎ目のマークがない場合もあるのでそのときは、油性ペンなどでスタート位置の印を書きましょう(洗浄の過程で油性ペンの印は消えます)。

リアタイヤを進行方向とは逆の方向に回しながらチェーンクリーナを吹き付けます。

「クリーナーを吹きながら、タイヤを回しつつ、チェーン全周にまんべんなくスプレーします。だいたい2周くらいスプレーしたら、今度はクリーナーを浸透させるため、スプレーをせず空回しで大体5~6周くらい タイヤを回します。このとき、タイヤを回す手の感覚で軽さの違いがわかるんです。」

市川さん曰く、チェーンクリーナーで汚れを落とすごとに、リアタイヤを回す重みが、どんどん軽くなっていくとのこと。シュアラスター チェーンクリーナーの洗浄力は高い(回す感覚が軽くなる)と、市川さんも気に入ってくれています。

「少し乾くのが早い気がしますが、洗浄力は高いし、吹いた感じもサラサラしていて使いやすいですね。特に、ジェット噴霧が強力で汚れが落ちやすいのは嬉しいポイントです。」

クリーナーをチェーン全周、十分に浸透させたら、次はクロスで拭き上げていくのが市川さん流。チェーンを掴み、の1コマ1コマ丁寧にクロスで汚れを拭き取ります。

「このとき、同時にスプロケットの摩耗チェックもしています。結構、スプロケットって盲点になっている方も多いので、注意が必要です。」

そういって、新品スプロケットと劣化したスプロケットを見せてくれました。これだけ山が削られてしまったスプロケットでは、走るのが怖いですね!皆さんも、チェーンケアと同時にぜひ”スプロケチェック”もお忘れなく!

チェーンを全周拭き上げたら、次は注油です。

タイヤが軽くなる感覚を

「チェーンルブのスプレーノズル、私は先に先端を折り曲げます。その方が使いやすいので。」

そういって、ノズルを手で曲げたら、ルブを上下によく振ります。

「チェーンルブは、チェーン全体に吹く感じでも良いですが、狙うなら外側と内側のシールに対して注油します。全周にルブを吹いたら、数周タイヤを空回しさせてルブを浸透させます。
次はチェーンの奥側、シールの辺りを狙って注油したら、さっきと同じ要領でタイヤを空回しして浸透させます。」

ルブを注油したときも、リアタイヤの回転が滑らかに変化していくのが手の感覚でわかるという市川さん。

「ルブを注した瞬間にリアタイヤの軽さが変わるので、皆さんもぜひ愛車で体感して欲しいですね。」

汚れが落ち、さらに注油され、軽快にタイヤが回るのは、バイクもきっと気持ちいいですよね。

注油を終えたら、5分くらい浸透時間をおいてから、最後にクロスで余分なルブを拭き取り完了です。

「理想を言うと、注油した後は1日置いて、十分に浸透させたいですね。さらに、1日経過したあとは、最後にウエスで軽く拭き上げてあげると、ルブの定着もさらに良くなって、汚れも付きにくくなると思います。」

おススメできる使い勝手の良さ

すごく丁寧なチェーンケアの方法を見せてくれた市川さん。その仕上がりも、まるで交換したばかりのチェーンのように綺麗です。

市川さんご自身も、プライベートでは大型スーパースポーツバイクを愛車に、よくツーリングに出かけるとのこと。どのくらいの頻度で愛車のチェーンメンテナンスをするのか伺いました。

「チェーンは、雨の日に乗ったら必ず綺麗にします。もしくは、大体500km~1000km走行毎くらいですね。目で見て洗浄が必要と思ったら綺麗にするし、まだ汚れていないと思えば、ルブだけ注油するときもあります。」

「最近はカラーチェーンを装着しているバイクも多いので、お客様には透明のルブが比較的好まれます。その面でも、シュアラスターのチェーンルブは透明タイプで使いやすい。今では、お客様のバイクを預かりチェーンメンテナンスする際も シュアラスターのチェーンクリーナー&ルブは必須アイテムになっています。
ご自身でチェーンケアする際も、なにかお困りごとがあれば、ぜひご相談ください。」

今回お伺いした、ラ・リュミエール店頭でも、シュアラスター チェーンクリーナー&ルブが購入できます。愛車についての相談や質問など、親身になって受けてくれるメカニック市川さん他、同店スタッフの皆さま。

さらに、まるでアートのような美しいバイクが鎮座しているラ・リュミエールへ、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

記事で紹介したアイテム

商品詳細はこちら
チェーンクリーナー[ オートバイ用 ]
チェーンルブ[ウェットタイプ]

取材協力:Lalumiere(ラ・リュミエール)

神奈川県横浜市港北区鳥山町529-12
TEL: 045-473-1020
FAX: 045-473-1021
MAIL: lalumi1115@gmail.com
営業時間: 12時~20時
定休日:毎週水曜日
https://www.lalumiere-japan.jp/

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