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花粉
花粉の飛散は3月から5月頃にかけてピークとなります。
ボディの表面がうっすら黄色や緑色になっており、少しベタベタしている物が花粉です。
花粉は水分を取り込むと花粉の皮膜が破け、たんぱく質の一種であるペクチンが溶け出し、その後乾燥すると塗装を強く浸蝕します。
花粉が浸食した箇所は強く固着し、乾燥すると花粉が収縮してしまい塗装表面に食い込み、微細な歪みを発生させます。
対処法
ボディに乗ってしまったら、できるだけ早くシャンプー洗車を行います。
もしもシャンプーで除去できなくなった場合は、熱湯をかけることで、ペクチンが変性し除去しやすくなります。
熱湯を使う場合は、ゴムパーツや樹脂パーツの劣化につながる場合もあるので、お湯を汚れが付着した部分にタオルなどを当てて、80℃位のお湯をかけて軽く拭き取ります。
何度かお湯をかけているうちに除去できます。
軽度の物は脱脂剤のような石油系溶剤で除去できる場合もありますが、塗装表面が傷んだ場合は研磨粒子入りのスピリットクリーナーでの緩和をお試しください。