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鉄粉
洗車後汚れが無くなったきれいに見えるボディでも、薄いセロハンフィルムなどを指に巻いて軽くボディを撫でると、ザラツキを感じることがあるかと思います。
鉄粉の正体は、自動車のブレーキダストや鉄製のチェーンが削れたもの、列車の車輪や線路が削られたもの、金属加工を行う工場や現場などから飛来するものなどが上げられ、飛散した鉄粉が塗装表面に付着します。
ボディに付着した鉄粉は、雨や空気中の水分と反応して錆を発生させて塗装表面を侵食し、固着するとシャンプーでは取れなくなります。
さらに、鉄粉の錆が塗装をますます侵食していくと下地の鉄板の錆びにつながり、外観を著しく損ねると共に塗装自体の寿命も縮めてしまいます。
交通量の多い道路付近、線路沿いや高架下付近の駐車場といった環境は、鉄粉の付着頻度も増えてしまいます。
対処法
鉄粉から車を完全に守ると言うのは不可能に近いので、長くとも半年に1度は、ネンドクリーナーなどを使用して除去する事が必要です。
また、鉄粉除去用の液剤も市販されており、鉄粉の表面を溶かして固着を弱くするという作用は期待できますが、鉄粉が消失したり自然に浮き上がるわけではないので、最終的にはネンドクリーナーにて吸着除去を行うのが効果的です。