ワックスとコーティングの違いは? それぞれの特徴と施工方法・タイミングを解説
ワックスとコーティングは似ているようで施工方法も仕上がりも違います。一言で言うと、艶を重視するならワックス、耐久性ならコーティングです。ワックスとコーティングの特徴や施工のタイミングについて説明します。
深みのある艶と撥水力なら断然、固形ワックスがおすすめ
ワックスの魅力は、高品質なカルナバ蝋によって作り出される深みのある美しい艶。水滴が玉になってコロコロと落ちてゆく撥水性能もワックスならではの特徴で、雨の日の運転が待ち遠しくなるくらいです。
固形ワックスの中には、洗車後に塗装面が濡れていてもそのまま使用できるタイプもあるので、拭き上げの手間が省けます。コンパウンドが入っていないワックスであれば、コーティングを施工した車にも使用が可能です。
クリーナーシャンプーには微粒子のマイクロパウダーが入っており、塗装面を傷つけることなく、残った古いワックスや水アカ、虫汚れなどをしっかり落とす効果があります。一般的なカーシャンプーに比べて、洗浄力が高いものとなります。
基本的に、月に1回はワックスがけを行いましょう。その際大切なことは、下地をしっかりと整えておくことです。ワックスがけをする際は、ボディー(下地)の状態により各種クリーナー(クリーナーシャンプー、スピリット、ネンドクリーナー)で汚れなどを落としてからワックスを施工します。
1か月経たないうちに洗車をする場合は、ワックス成分を落とさず表面の汚れだけを落とすカーシャンプー1000でシャンプー洗車をするとワックスの艶がよみがえります。さらに、3ヶ月毎にスピリットクリーナーでボディを整え、6ヶ月毎にネンドクリーナーで鉄粉除去をすると良いでしょう。
ネンドクリーナーは強力な鉄粉除去効果によって塗装面のざらつきをなくし、つるつるボディが復活します。
ワックス施工前の下地作りとして、ワックスの仕上がりと持続性もアップします。 ネンドクリーナーはホイールについたブレーキダストを除去する効果もあります。
施工が簡単でシャープな艶を長持ちさせたいならコーティング
ゼロシリーズコーティングの魅力は施工がとても簡単なこと。シャンプー洗車後、拭き上げの前にゼロコーティングをスプレーして拭くだけでシャープに輝くボディに仕上がります。さらに、ゼロコーティングを重ねていくと艶も増していくので洗車が楽しくなります。ワックス施工よりも格段に掛かる時間も労力も少ないので、忙しい人やコイン洗車場での施工する際には特にオススメです。
ゼロシリーズコーティングには艶重視の『ゼロプレミアム』、親水コーティングの『ゼロウォーター』、撥水コーティングの『ゼロドロップ』の3種があり、さらにエアゾール缶タイプの『ゼロフィニッシュ』には洗浄成分も入っているため、汚れを落としながらコーティングをすることができます。 コーティングの効果はワックスに比べて2〜3倍と長く持続します。ゼロプレミアムは光沢と防汚効果が6か月程度持続します。一般的にワックスは撥水効果が有り、細かい水玉になって落ちていきます。対してゼロウォーターの場合は親水となり、水が塊になって落ちていきます。ゼロコーティングシリーズにおいては、ゼロウォーターは親水、ゼロプレミアムは撥水となります。さらにゼロドロップは高撥水タイプとなります。