色褪せぬ輝きを放ち続ける伝説の“ウルフ スペシャル”
シュアラスター マスターワークスで、常に美しさをキープ。
- ジェイ奥村
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目次
ランボルギーニやフェラーリなどのエキゾチックカーを専門に扱うスペシャリスト“アウトモビーリ ヴェローチェ”代表の岡戸氏の愛車は日本中を熱狂させたランボルギーニ・カウンタックLP500S ”ウルフ・カウンタック”。
半世紀に渡り輝き続ける孤高のウルフにマスターワークスを試してもらった。
世界一有名なカウンタック
日本中の少年を熱狂させたスーパーカーブーム。
立役者として、ブームを牽引した最も印象的な1台が、この“LP500S”と当時呼ばれたランボルギーニ・カウンタックだ。
幅広のタイヤを収める為のオーバーフェンダーや、大型のウイング、スポイラーなど、通常のカウンタックとは、明らかに違ったスタイルを持った猛牛“LP500S”は、ポスターやプラスティックモデルなど数多くが商品化され、少年たち垂涎のアイテムとなり爆発的な人気を博したのである。
大富豪がオーダーした最初のスペシャルカウンタック
このスペシャルなカウンタックLP500Sは、カナダの石油王でありF1のチームオーナーでもあったウォルター・ウルフがオーダーしたモデルであった。
納車されたカウンタックにあった不満点の改善をオーダーして、その要求に応えたのが、この“ウルフ・カウンタック”の1号車だ。
その改良には当時、新進気鋭のジャン・パオロ・ダラーラが携わり、その後のカウンタックのエボリューションモデルへと続くことになるのだ。また、ウォルター・ウルフはその後もスペシャルなカウンタックをオーダー。その3台とも現存している。
主人公の愛車として劇中でも強烈な印象を残す
また、大藪春彦原作のハードボイルド小説「蘇る金狼」が松田優作の主演により角川春樹事務所の製作により1979年に映画化。
松田優作扮する主人公、朝倉の愛車として劇中にて使用。印象的な映像を残している。
それでは、このウルフカウンタックの走行シーンをご覧ください。
あの有名なシーンも再現してみました。
現オーナーの情熱により新車同様に再生
そうしたこともあり、クルマ好きならば誰もが知る存在となったカウンタックであったが、スーパーカーブームが終焉を迎えてからは、バラエティ番組で、車内に何人乗れるかという企画や、爆破されるオフロードを走るなどの扱いで、コンディションは酷い状態となっていた。
縁があって、このウルフを現在所有して約20年になるのは、ランボルギーニやフェラーリなどのエキゾチックカーを扱うスペシャルショップ“アウトモビーリ・ヴェローチェ”の代表である岡戸栄一さん。満身創痍であったカウンタックを最も輝いてきた時のように美しくレストア。機関を含めて現在もその状態を保っているのは、岡戸さんの愛情があってのことだろう。
そして、世界的にも最も希少なカウンタックであり、なおかつ日本に存在していることから、雑誌やwebサイトにも多数登場しているのは、クルマ好きにはよく知られている。
少年時代の自分を投影 オーナーとなった今も全国各地のイベントでひとびとを楽しませる。
1970年代のブーム時、全国各地で行われていたスーパーカーショー。
このウルフ・カウンタックの助手席に座ったことがあるという少年時代の岡戸さん。そうした喜びをクルマが好きな人たちにも味わってもらいたいと、自身がオーナーとなった現在は、積極的にさまざまなイベントに参加。
関東近郊はもとより、東北、北海道までの遠方にまで赴き、世代を超えたクルマ好きたちを楽しませてくれている。
シュアラスターの印象を岡戸さんに聞いてみた
シュアラスターの印象ですか?
ワンランク上のワックスという印象ですね。
思い返してみると、カルナバ蝋という言葉も30年前、シュアラスターの宣伝で知った気がします。高級ワックスの先駆けでしたよね。
ちょっと高いけど、頑張れない価格ではないじゃないですか。僕だけじゃなくて、クルマ好きは仲間もみんな使っていましたね。
それから、さまざまなメーカーさんからも、カルナバ蝋の配合が多い高級ワックスもラインナップされたり、カーコーティングも出てきましたよね。
僕もいろいろなワックスやコーティングを試しました。
現在、カウンタックにはガラスコーティングを施していますが、もちろんワックス掛けも継続しています。
イベント前に、お客さんが手を触れられた時、滑るようにしなくちゃみたいな(笑)。そうしたイベント前は液体や半練りタイプのワックス掛けで済ますのが現状ですね。
そんな岡戸さんに、今回、シュアラスター マスターワークスシリーズのカーワックスをお使い頂きました。
マスターワークスシリーズは、シュアラスターが創業以来の原点であるクラフツマンシップに回帰し、理想を追い求めて完成させた珠玉のラインナップです。
詳細はこちらを。
https://www.surluster.jp/product/master-works/
実際にマスターワークスを使ってみました
久しぶりにシュアラスターのワックスを使いましたよ。
そして、ワックスの掛け方の方法も事前にシュアラスターのマニュアルを見てその通り試してみました。
こうして小分けに薄く伸ばしてあげるだけで、非常にスムーズで、液体ワックスよりも作業時間が短縮できそうです。
“マスターワークス カーワックス”は、さすが最高峰ワックスだけあって、素晴らしい輝きでしたが、さらに驚いたのは、クロス類 です。
一枚目のオレンジのワックス拭き取りクロスでワックスの余剰分を拭き取り、仕上げに白の鏡面仕上げクロスで拭き上げました。赤の深みがメッチャ増しましたよ。
実は半信半疑でしたが凄い!!ワックス掛けが嬉しくなりますね。
こうして自分の手で磨きあげると、その車齢なりの発見もあり、また愛おしさが増しますね。それはどんな年代のクルマでも感じることのできる愛車との対話だと思います。
皆さんにも“マスターワークス”を使った愛車との対話と、このツヤと深みをぜひ体感してもらいたいですね。
取材協力
衣装協力
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本業はフリーランスとして活動中のスチールカメラマン。愛車は1931年Austin Sevenから、1964年のFord Angliaなど、旧いクルマばかりを10台あまり所有し、日常生活はもちろんのこと、遠方への仕事にも使用。趣味のヒストリックカーレースでは、戦前車からスポーツカー、ツーリングカー、葉巻型フォーミュラーカーまで乗りこなす。そうした経験から自動車専門誌や、雑誌での特集記事などの執筆も行い、半年に一度、雑誌「The Vintage Wheels」の編集長として、旧い2輪車、4輪車の魅力を発信中である。
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